治療にかかる日数

クラミジアはかなりやっかいな性感染症で、一度感染してしまうと自然治癒することがありませんから、自力で治すことができません。
したがってクラミジアに感染してしまった場合は必ず病院へ行って適切な治療をする必要がありますので、まずそこを覚えておく必要があります。
クラミジアは潜伏期間が長いため、自覚症状が出てくるまでに結構時間がかかってしまいますから、その間に性交渉があるとその相手にもクラミジアが感染してしまう可能性があります。

症状として特徴的なのは、痒みがあったり、赤みが出てきたりといった軽いものからはじまり、深刻になってくると白いあるい黄色い膿が出てくることもあります。
このような状態になってしまうと排尿障害なども出てくるので、治療しなければ辛いと思いますし、そうなる前に泌尿器科やメンズクリニックを受診することをおすすめします。

クラミジアの治療はまず採血か採尿検査からスタートし、その結果クラミジアに感染していることが分かったら投薬による治療を進めていくのが一般的です。
治療にかかる日数はだいたい2週間〜3週間程度で、その後再度検査をしてその結果が良ければ治療が終わるという流れになります。
ですからうまく薬が効いてくれればだいたい2週間〜3週間程度、長くても1か月程度で完治します。

ただひとつ注意して欲しいのは投薬期間中は治療段階なので、その間に性交渉を持ってしまうとまだ自身の体内にクラミジアが潜伏している状態ですから、うつしてしまう可能性があります。
また自分にクラミジアの菌がなくても、性交渉を持った相手がクラミジア菌を持っていたらまた感染してしまう可能性がありますので、性交渉を持つときはそのあたりにも注意しなければなりません。

クラミジアはセックス、オーラルセックスやディープキスでも感染しますから、セックスしていないのに何で自分がクラミジアにかかったのだろう…と疑問に思っている人はほかの可能性も疑ってみてください。
加えて潜伏期間が1週間〜3週間程度かかるので、その間には自覚症状がありませんから、そこでうつってしまうことも十分考えられます。
症状が出てくれば分かりやすいものの、少し痒みがある程度なら大して気にならず性交渉を持ってしまう人も多いと思いますので、そういったことにならないようにするためにもパートナーと普段から性病について高い意識を持ち、定期的に病院やクリニックで性病検査をすることをおすすめします。