クラミジアの治療法

クラミジアは性感染症の中でもよく知られていますが、10代〜30代の若い世代に多いと言われており、これは性的なコミュニケーションによって感染するからです。
クラミジアは空気感染することは一切ありませんので、性交渉がなければ心配ないのですが、10代〜30代頃になるとパートナーと性交渉を持つ機会も多くなりますのでお互いに注意しながら、定期的に性病検査を行うことを強くおすすめします。
そこでここではクラミジアにかかってしまった場合にどのような治療法があるのか紹介していきますので、万が一自分が感染してしまったときのためにも覚えておいてください。

はじめにクラミジアは体内に潜伏しはじめてから自覚症状が出てくるまでの期間が長く、1週間〜3週間程度も潜伏していると言われているため、その間は何ともないですから普通に性交渉を持ってしまう人も少なくありません。
ただ、自覚症状がないからと言ってクラミジア菌が体内にないわけではありませんから、性交渉を持つことによって当然その相手も感染してしまう可能性が高いですし、逆に自分が菌を持っていなくても相手が持っていれば感染してしまう可能性が高いです。
特に不特定多数の人と性交渉を持つと誰から感染したのか分からなくなってしまいますし、セックスだけでなくオーラルセックスやディープキスでも感染しますので注意が必要です。

治療法としてはまず検査を行った後に菌が体内にいることが分かったら抗生物質による投薬治療を開始します。
クラミジアに効果のある抗生物質はマクロライド系、ニューキノロン系、テトラサイクリン系、ケトライド系の中から選ばれることがほとんどで、一般的にはクラリスやクラリシッド、ジスロマックといったマクロライド系のものが使われます。

ただしクラミジアのやっかいなところは抗生物質が効きにくい場合があるところで、そうなるとどれだけ服用しても体内に残ったままになってしまいます。
抗生物質による治療期間はだいたい2週間〜3週間程度で、その後再検査を行ったあとにまだ菌が残っているということであれば点滴による治療に切り替えることがほとんどです。

ですから、流れとしてはまず採血や採尿検査→抗生物質による治療→点滴治療という感じになります。
クラミジアはよく知られていますがとてもやっかいな性感染症なので、普段からかからないように意識しておくことが大切ですし、そのためにはパートナーと話し合って定期的に検査することが大切です。