クラミジア肺炎の治療

クラミジア肺炎になったら

クラミジア肺炎という病気もあります。
成人男性にとってクラミジアと聞くと性病のクラミジアのイメージが強いでしょう。
しかし性病のクラミジアが肺炎を起こすケースはほとんどなく、クラミジア肺炎というと性病とはまた別の種類の菌が起こすものが多いです。
ですから性病のクラミジアになったからと、やがて肺炎のような症状が起こるのではと心配することはそれほどありません。
それら性病とはまた別にクラミジア肺炎だと診断されたら、その肺炎の治療をしていくことになります。

その治療方法はやはり抗生物質の使用となります。
ちなみに性病のクラミジアでも基本的な治療方法は抗生物質の使用です。
原因となる菌の種類は違っても、結局はこれら病気は細菌が引き起こしている点は変わりません。
そして細菌に有効なのが抗生物質です。
その細菌を殺す作用の強い抗生物質を使うと、今病気を起こしている細菌を体内から除去でき、原因がなくなるためにやがて病気も治るというわけです。

クラミジア肺炎になるのはどんな人?

先にもご紹介した通り、性病のクラミジアで成人男性が肺炎になることはほとんどありません。
可能性があるとしたら喉に性病のクラミジアが感染しており、なおかつ体が弱っているときです。
このときは成人男性でも性病のクラミジアで肺炎になる可能性もありますが、基本的にはあまり起こらないことです。

性病のクラミジアで肺炎になる可能性があるのは乳幼児となり、この病気への感染は母子感染となります。
母親が出産時に性病のクラミジアに感染していると、母親を介して赤ちゃんも感染し、それが原因でクラミジア肺炎が起こることもあります。
成人男性にはあまり関係がありません。

性病とは違い、肺炎を引き起こすクラミジアもまた、若い成人男性にはあまり縁がなく、どちらかといえば高齢者に多い病気です。
性病のクラミジアに感染しやすい年代の成人男性にとってはあまり心配のない病気となりますが、もし病院でそのような診断を受けたら医師の指示に従って治療してください。

治療の注意点

クラミジア肺炎の治療の注意点は性病のクラミジアと同じで、医師の指示した通りに抗生物質を使用することです。
症状が治まってもまだ体内には菌が残っていることがあり、自己判断で薬をやめるとまた症状が再発することもあります。
抗生物質を使用すると下痢をすることもあり、それがつらいときは病院で相談しましょう。
一緒に飲める整腸剤などを処方してもらえますから、抗生物質を飲むのが楽になります。
このようにして決められた期間、指定の薬を飲み続けるのがクラミジア肺炎の治療となります。