クラミジアの原因について
男性の性器がクラミジアに感染すると排尿時の痛みや違和感、尿道からの膿といった症状が現れます。
いわゆる性病の一つになりますから一刻も早く治したい方も多いでしょう。
クラミジアの治療法をご紹介する前に原因をご紹介しましょう。
これを知っていた方が治療や再発予防もしやすくなります。
その原因とはクラミジアトラコマティスという細菌です。
目に見えないサイズの微生物ですが、これが男性の尿道に侵入すると尿道炎となるのです。
こんな微生物がどこから入ってきたのかというと、多くの場合は感染者の陰部や喉などとなります。
クラミジアは性的な接触を通して人から人へとうつっていく病気で、これ以外の感染ルートはほとんどありません。
感染者の陰部や喉、そこからの分泌液などに含まれる微生物が男性の陰部に触れると感染し、クラミジア性尿道炎となります。
このような原因になることをまず確認しておくといいでしょう。
クラミジアの治療法について
原因は先にご紹介したように微生物ですからこれを除去することが治療方針となります。
体内の細菌は抗生物質で除去できます。
クラミジアに有効な抗生物質の種類もすでにわかっていますから、これの投与が基本的な治療法となるのです。
もしそれが飲み薬になった場合は指示通りに薬を飲み続けてください。
症状や病院によっては注射や点滴で直接投与する場合もあります。
これは診察を行った医師が最適な方法を判断しますからなるべくそれにしたがってください。
抗生物質を指示通りに投与しつづけることで、クラミジアの原因となっている微生物が次第に体内から除去されていきます。
完全に除去できれば治療完了となりますが、相手は目に見えない微生物となるため、除去できたかどうかは検査で判断します。
再検査をして陰性となれば治療完了となるのです。
治療のポイント
治療を受けるときは必ず医師の指示にしたがい、指定された期間は服薬や通院を続けてください。
先にご紹介したように、原因となる微生物が体内に侵入していても症状が出るまで自覚はできません。
これは治療を進めて症状だけなくなったときも同じです。
実は体内にまだクラミジアが残っているのに治療をやめるとまた微生物が体内で増殖し、症状が再発することになります。
完治のポイントはあくまで体内からクラミジアを除去できたかどうかです。
それを検査で確かめるまでは症状がなくても完治にはなりませんから、途中で薬をやめる、通院をやめるなどしないように注意してください。
そしてクラミジアは耐性などつかない病気で、何度でも同じように感染と発症をします。
再発防止のために完治後は不特定多数との性行為は控えるといいでしょう。